3月, 2013年
A邸 巾木くし 階段タイル モルタル
タイル仕事は墨出しが肝心。特に階段は墨が間違っていたらたいへんなことになります。コンクリ下地の上に、タイル下地をして、そしてタイルを貼ります。そのあと目地つめ。きれいに拭いて終了です。 巾木のくし目は材料をきれいに塗りつけないと、くしのあたりが悪いのと、かたがっているとすぐわかります。ハケ引き仕上げより時間はかかります。
A邸 巾木くし 階段タイル モルタル
巾木のくし目仕上げ。こんなに高い巾木のくし目ははじめてでした。たいへんでしたが、うまくいったと思います。 階段のモルタル塗りです。
階段のモルタル塗り、巾木のくし目仕上げです。 コンクリの下地にモルタルを塗るとこうなります。左官工事で一番こわいのは下地と仕上げとの剥離です。 うちは、モルタルを塗りつけるとき、セメントとケイ砂5号とボンドとのりを混ぜたものを塗って、おっかけて塗りつけます。 モルタルの乾きが遅くて待てず、新聞紙を貼ってセメント粉を付け水分を取っているとこです。他にやることがあれば、ほっぱって置きます。はがして、後は面引き鏝で、角を仕上げ、切りつけ鏝で入り隅を仕上げ、全面撫ぜれば終了。2回くらい撫ぜます。立ち上がりの巾木は前日に仕上げておきました。いつも思いますが、仕上げてすぐのときのモルタルの色合いが一番すきです。
運び出すときが、またこわい時で慎重に、運んでもらいました。龍の鏝絵で屋根と土台の空間を埋めまして、現地に据えてから細かいとりあいを洗い出しなどで、うまいことして無事完成いたしました。いろんなことをさせてもらった仕事でした。ありがとうございました。
土台はほぼ決まり。屋根にとりかかります。作業場から運ぶことになるので、土台と屋根は分離できるようになっています。屋根の型はスタイロフォームです。加工しやすいので曲面をつくりやすいです。吊って運ぶので吊り金具を留めてあります。あとで、うまいこと隠します。ほぼ完成ですね。
型を組んで形を決めていくことになりました。完成図は、親方の書いた簡単な図面と頭の中です。 僕は、仕事を見て勉強です。コンクリのお手伝いだけですね。
N邸 じゅらく しっくい 擬木の竹 笹
じゅらく壁の仕上げです。塗りつけたじゅらくの水が引く前に撫ぜて仕上げてきます。しっくいは、塗りつけたしっくいの水がある程度引いてから仕上げてきます。 竹の擬木と笹模様の仕上げです。ここは、施主さんが、好きなようにしていいと言ってくれたので、親方が悩んで、楽しんだ空間です。