2月, 2013年

category : ブログ 2013年2月27日 
IMGP2001

             卍の鏝絵です。住職さんの希望で卍にしました。この卍模様の製作にあたって苦労したのは、下絵です。描いてみると、遊びでくずして書こうと思ったのですが、形がきまりすぎていてくずせなかったので、まともに描きました。鏝絵で苦労するのは、だいたい下絵なんです。 もともとこの場所には鏝絵があったのですが落ちてしまったので、この仕事が舞い込んできました。  砂漆喰で荒おこしして、漆喰に珪砂を混ぜたもので仕上げをやりました。

洗い出しのぶっつけ

category : ブログ 2013年2月19日 
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   モルタルがはがれてきていました。なにかしてくれということで、ぶっつけの洗い出しです。まずは、浮いているモルタルをはつり、そして高圧洗浄。洗い出しの材料の付けしろを均一にするために、下地を作りました。仕上げのぼこぼこした面が、ぶっつけ、というやつです。ささらで材料をとばしていくとこうなります。噴霧機でセメントを洗い流して石をきれいに出して仕上がりです。セメントのアクが残ったので、とるために、仕上げた次の日に塩酸で洗いました。うまくいきました。    

かき落とし

category : ブログ 2013年2月18日 
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       かき落とし、という仕上げです。材料を塗りつけてきれいにした後、次の日、剣山で表面を削り落としてしあげる、というものです。ざらざらの仕上げ面になります。荒い面になり、面白い仕上げ方の一つです。      

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   和室の壁、じゅらく、と呼ばれるものを塗っているところです。(色土、木粉、珪藻土などが配合されています) じゅらくは、塗りながらすぐ鏝波を消して、休み無く仕上げてこなければいけないのです。大壁になればすべて仕上げ終わるまで休めません。仏間は、しっくい塗りです。しっくいの基本的な仕上げは、押さえ、というもので塗った後、ちょうどよく水が引いた頃になぜて仕上がりというものです。 どちらの仕上げも下地がかなめなので、中塗りがかなめです。 壁を仕上げれるようになってくると、すごく楽しいです。そして左官仕事が面白くなってきます。  僕はそうでしたね。    

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